小麦価格の推移

a0002_004754小麦は様々な加工食品や料理の材料に用いられ、今や日本の食卓には欠かせません。しかし日本国内の小麦の食糧自給率は10%前後とかなり低く、ほぼ輸入に頼っているのが現状です。輸入の方法においては、主にアメリカ・オーストラリア・カナダといった生産国から政府が商社を通じて国内にまとめて輸入し、製粉会社に売り渡すという政府売渡制度が実施されています。これによって、より安定的に小麦を買い付けることが可能となっているのです。

 
しばしば新聞などで小麦の価格が変動したというニュースを耳にしますが、これは政府が製粉業者に売り渡す際の価格が国際相場を受けて変動するために起こります。特に今年は、世界的な生産拡大のなかで小麦の受容が落ち込んだことにより、小麦価格は急落しています。この価格の反映は9月~2月までの買い付けを基準にして4月に改定が行われます。前回の改定では小雨による生産減少と円安により3期連続の値上がりとなりました。今回の改定では、円安と価格の急落で、現在のところは前回の改定の基準を下回ってはいるものの、4月から消費増税分が加わることもあり、値下がりするかははっきりしません。
小麦を使った加工品を販売する業者にとって、小麦の価格が急騰することはかなりの痛手を伴います。しかし、経済成長を遂げる中国やインドといった国の需要によってかなり大きく左右されているのが現状です。

 

そういった現状の中、国内産小麦の消費量が徐々に向上しています。安定した価格(輸入小麦が高騰した際は国内産小麦の方が割安でした)、食への安全性との理由から国内産小麦を使用する加工業者や消費者が少しずつ増えています。

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